アメリカはCHEMEX(ケメックス)のコーヒーメーカー。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)でもパーマネントコレクション(永久展示品)と認定された、目を引くデザイン。
面白いのはデザインだけでなく、出来た経緯もなかなか。
このケメックスコーヒーメーカーは科学者Peter Schlumbohm(ピーター・シュラボーム)博士によって考案されたのですが、
その経緯は実験室にあるフラスコをコーヒーメーカーの代わりとして使っていたところから着眼されたデザイン!
▲シンプルなフォルムは、三角フラスコのベース部と漏斗のようなサーバー部から一体と成る無駄のなさ。
▲アクセントのように、持ち手には木材が使われ、革紐で留められています。
1940年代に生まれたというコーヒーメーカーは時代を経ても色褪せることなく、
今でも新鮮さを覚えるのは不思議な感覚です。
ガラス製のコーヒーメーカーは数あれど、
この感覚はケメックスだけかもしれません。
こちらのコーヒーメーカーは紙フィルター用。
紙フィルターは金属フィルターに比べ、クリアなコーヒーが抽出できると言われます。
▲6カップ用のたっぷり容量。一番太い胴部分にあるポチっとついた突起まで、おおよそ550mlです。
▲コーヒーサーバー、ガラス蓋、専用紙フィルター(100枚入り)のセット。
割れや欠け、目立ったダメージは見られません。
フィルターの箱に劣化が見られます。