2020年6月で創立80周年を迎えた天童木工のダイニングテーブル。
天童木工は戦後デザインの重要性を学び、
丈夫で美しい木製の家具を暮らしを豊かにするために作り続けてきたメーカーです。
デザインは、天童木工の成形合板の礎を築いた、社内デザイナー乾 三郎。
氏が1959年にデザインし、発売から今日まで数十万台もの販売実績を誇る
ロングライフデザインとなっている座卓と同様に、天板から伸びる脚との接合部が特徴的なスタイル。
▲成形合板でつくられた脚を天板に直接つないでいるため、ご覧の通り、天板の四隅に角が無いのです。
その接合部は、卓越した職人の手仕事により丁寧に仕上げられています。
なお、成形合板(プライウッド)とは薄い単板に接着剤を付けて重ね、型に入れて成形した合板で、軽量ながら、丈夫なのが特徴。
天板のメラミン樹脂化粧板も、化粧紙を低圧で熱圧成型した板なので、脚、天板どちらも軽いです。
ちょっとどかして掃除、今、模様替えがしたい、という欲求にも気軽に応えてくれるテーブル。
また白い天板は、光を反射させ、より部屋を明るくしてくれますね!
▲現行は3種類のサイズ展開ですが、こちらは2人がゆったりくつろげる大きさのダイニングテーブル。
4人であれば、賑やかな印象になります。
1人でデスクとして利用しても!
▲天板と脚の接合部に木部の剥がれがありパテ埋め、天板、脚に打痕やキズが見られます。