ユーモラスで力強い独特なデザインのファブリックアート、MOLA(モラ)。
MOLA(モラ)とは、中米パナマの少数民族「クナ族」の衣装に施されるキルトのような刺繍です。
手法もまた独特で、色の違う何枚かの布を重ね、切り込みを入れて文様を出します。
素朴なフォークアートと思いきや、テクニックも必要な高度な手芸なのだそう。
多くは鳥や動物などをダイナミックな構図でカラフルに仕上げられます。
▲こちらのMOLAは馬のような図案。
▼サイズも大きく、存在感があります。
多彩な色味が使われながらも、破綻しない、
MOLAはどれもとってもユニークなアート作品となっています。
近年はお土産用として簡易な作りの物が流通しているようですが、
こちらは詳細不明ながらおそらく古い時代のもの、いわゆるオールドモラと思われます。
伝統的な衣装として、時間をかけて丁寧に作られた物はやはり迫力があります。