1881年フィンランド・イッタラ村の小さなガラス工場にルーツを持つiittala（イッタラ）のテーブルウェア。
〈Tapio〉ゴブレット
デザインは名前からわかるように、Tapio Wirkkala（タピオ・ヴィルカラ）。
Tapio Wirkkalaは、ガラス・家具・製品デザインをはじめ、彫刻などマルチな才能の持ち主。
フィンランド国庫の紙幣の製作など驚くほどたくさんのものを創った経歴のなか、
iittalaへはMARSKIやUltima Thule（ウルティマ・ツーレ）を代表とする400以上のガラス作品を提供しています。
こちらのタンブラーはボトムに雫の様な気泡が入っており、彼自身が生まれ育ったフィンランドの自然を連想します。
その製法はボトムに濡れた木のスティックを差し込み、ガラスの中で蒸発する水分が生み出す気泡を利用した技術なのだそう。
フィンランドを代表するデザイナー・タピオ・ヴィルカラは卓越したガラス製造技術を持ち、
現在では広く使われているスティックブローイング（濡れた木を用いて気泡を作る）という手法を、1950年代に既に実践していたようです。
経年変化・スレ・キズがありますが、大きく目立つダメージは見受けられません。
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