1875年の創業以来、一貫して手づくりで茶筒を作り続ける京都の老舗、開化堂。
機械による大量生産ではどうしても品質が落ち、納得できる製品を作ることができないからこその手づくり。
職人の技と感覚をもって、130を超える工程を経て茶筒は作られるそうで、何といってもその優れた気密性は感動もの。
そのこだわりは信頼厚く、二世代、三世代と引継ぎながら、大事に日々の道具として使われることが多いことからも明らかです。
また、万一へこみや歪みができても修理ができ、外見だけでなく気密効果もまた戻るという技術もすばらしい。
これから先ずっと使い続けていきたいと思わせる企業努力が眩しいです。
今後絶えることのないよう、使い続けていきたい日本の道具の一つです。
▲精密な技により、高い気密性を誇る茶筒。
筒の中の空気がゆっくりと外へ排出され、ピタッと閉まります。
何度開け閉めしてもこの感覚にはうっとりしてしまいます。
▲二重構造で、内側は特殊工程により少しくすんだ色味のブリキ製です。
また、開化堂の茶筒はその美しさも魅力の一つ。
丁寧に手のひらで愛でることにより、日ごと、時間をかけて生み出される美しさがあります。
特に銅は変化が現れはじめるのが早い方で、毎日なでることにより2~3週間で変化を認められるようです。
色合いは変化し、唯一無二、その人が使う茶筒だけの味のある光沢・ツヤが出てきます。
用と美を兼ね備えた開化堂の茶筒。
シンプルでありながら、実用性があり、日々を豊かにする道具は美しいですね。
▲経年の変化、スレ・小キズが見られますが、大きく目立つダメージは見受けられません。
◆決済方法:各種クレジット、代引き(手数料450円/一部不可)、銀行振込
◆保証期間:家具・照明・時計については一部保証期間あり(保証期間は各ページに記載)