1928年創業の歴史ある日本の家具メーカー、マルニ木工の「デルタチェア」。
現在デルタチェアはマルニ60シリーズにて復刻されていますが、
この2脚は1952~1972年の製造、現行品とはデザインの異なるヴィンテージ品です。
▲デルタ=三角形という通り、前脚と後脚、後脚と背もたれがそれぞれ三角形をなしており、
構造と見た目がマッチした優れたデザイン。
2脚とも背もたれの板が角ばっている点が現行品とは違いますが、
さらに薄い色のフレームの方は前脚を横につなぐ貫が2本の丸棒となっており、
一段と古いバージョンであることが伺えます。
入荷時は流石に年季が入っていたため、フレームは全てバラして木部修理、磨き落とし、再塗装。
座面もクッション材を高耐久ウレタンに変更し、本革にて張り替えてあります。
革は新しい物ですが、天然のキズやシワ等あります(写真参照)。