1928年創業の歴史ある日本の家具メーカー、マルニ木工のダイニングチェア「ドナウ」。
柔らかい曲線の背もたれ、4本の脚をつなぐ部材の曲木が美しい。
無垢の木材の繊維を断ち切ることなく木目の美しさと強度を保つよう加工されたものが曲木。
曲木を使った家具は、生活に密着した機能性や実用性を兼ね備え、片手で持てるほど軽量にもかかわらず、堅牢で丈夫なのも特徴です。
飽きの来ないデザインは歴史に裏打ちされ、時間を経ても使える実用性は信頼の証。
現在マルニ木工は国内生産のみに移行していますが、こちらはルーマニア製。
ルーマニアを流れるドナウ川の流れと曲木の椅子のフォルムを重ねてネーミングされたのでしょうか。
曲木の椅子については、トーネットをはじめ東欧諸国に一日の長がありますので、
生産をルーマニアに頼るのは合理的な判断であったのでしょう。
入荷時点で経年のダメージがあったため、一度分解し、全体を磨き落とし再塗装。
座面板と革は新調し、構造にも補強を施し、長く使えるようにしています。
古い物なので曲木のあばれや歪みがあるのはご愛敬。
革は新しい物を使用していますが、自然のスジやキズはあります。
使用に問題はなく、良好なコンディションです。
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