1940年創業、日本でいち早く成形合板(プライウッド)家具を実用化させた天童木工の座イス。
藤森健次氏デザインにより1963年発表。
類似するデザインが数多く存在する中、紛れもない歴史があります。
一枚の成形合板を加工したシンプルな構造ですが、無駄の無いデザイン。
背もたれの曲線は、適度なしなりがあり、背中をやわらかく受け止め、寛ぎやすく。
座面の穴は、座布団のズレを防止、軽量化や反り防止の働きも。
軽く、持ち運びも簡単で、技術に裏打ちされたフォルムは重ねても美しい。
人の暮らしに寄り添い、受け継がれる家具を作るこだわりある天童木工ならではの製品です。
ケヤキは現行でもありますが、ローズウッドは現在製造されていません。
ケヤキの背と座の間に製造時のものと思われる小さなくぼみがある程度で(写真最下段真ん中)、
両方とも目立ったキズや割れ欠けの無い良好なコンディションです。
*2017年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞
*二点ご注文でも重ねられるため、送料は一点分でお送りします。